南大分レキシ旅/第2弾少林寺

大分市木上にある少林寺は、鎌倉時代中期に創建したと今に伝わる禅寺です。
この地は正面に霊山を望む絶好のロケーションにあり、江戸時代には肥後藩の細川のお殿様が参勤交代の折、肥後街道沿いにある少林寺へ必ず立ち寄ったと言われています。
山門をくぐると境内は静寂で、20年もの年月を重ね1908(明治41)年に完成した庭園にはユーモラスな姿の十六羅漢が佇み、境内の一角には北原白秋の歌碑もあります。
一番の見どころは、本堂裏の横穴にある市の有形文化財に指定された南北朝時代の板碑(いたび)(供養や生前の安穏を願い造立された石製の塔婆)です。三角形の頭部と二条の線が特徴で、その下に梵字が大きく彫られています。
Point
少林寺の山門を出たときに広がる景色もお勧めです。前方には霊山をはじめ障子岳(しょうじだけ)や宇曽山(うぞうざん)の聖峰が眺望できます。

Access
所在地:大分市木上697
移動時間:JR大分駅から車で約25分
お問い合わせ
大分市役所文化財課/(097)537-5639
大分市デジタルアーカイブ~おおいたの記憶~

大分市デジタルアーカイブ 〜おおいたの記憶〜
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