南大分レキシ旅/第3弾 賀来の市
大分市賀来にある賀来神社では、毎年9月に「賀来の市」が開かれ、通常は柞原八幡宮に鎮座している武内宿禰のご神体のおくだりが行われます。伝説では、八幡神から「普段は賀来にいて、秋の10日間だけ出仕すればよい」と伝えられたのを、耳が遠い武内宿禰が「10日間だけ賀来神社に帰ってよい」と聞き間違えたからといいます。
特に卯の年と酉の年には、大神宝会に起源をもつ「卯酉の神事」が行われます。今の大名行列が行われるようになったのは、明治時代に旧藩主から道具を寄進されたことが始まりだと伝えられています。
行列に参加するそれぞれの地区ごとに、道具や振り付けに違いがあり、大名行列の道具の1つである立傘を、道中にある鳥居のうえを投げ超す場面は、多くの人を魅了しています。

Point


賀来の市では、賀来神社周辺に出店が並び、とても賑やかです。6年に1度行われる「卯酉の神事」の大名行列は、ダイナミックな動作が魅力です。次の大名行列は2029年です。(大分市歴史資料館:神田 太一)
Access
所在地:大分県大分市賀来
移動時間:賀来駅から徒歩で約13分
お問い合わせ
大分市役所文化財課/(097)537-5639
大分市歴史資料館/(097)549-0880
大分市デジタルアーカイブ~おおいたの記憶~

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