南大分レキシ旅/第6弾 大国社
大国主命を祀る神社と伝えられていたことが知られている大国社
大分の古国府という地名は

南大分の古国府(ふるごう)という地名は、有名な角川書店の『角川日本地名大辞典』に「豊後国府の所在地に由来する」とあるように「古に国府があった」ことから付いた地名です。

国府(こくふ)とは、今からおよそ1200 年前
国府(こくふ)とは、今からおよそ1200 年前(奈良~平安時代)の豊後国の政治・経済・文化の中心地で、現代で例えると県庁所在地、官庁街といったところでしょうか。
その具体的な所在地を紐解くカギとなる場所が・・・
その具体的な所在地を紐解くカギとなる場所が古国府地区にある大国社という神社で、「印鑰社」(いんにゃくしゃ)とも呼ばれています。印鑰社の印は豊後国の「国印」、鑰は税を納める正倉の鑰(かぎ)のことで、それは国司しか使えない権威の象徴でした。当時、国司が印鑰を大切に保管した場所と言えば、豊後国府の役所に他なりません。(大分市歴史資料館)

Point
印鑰社は、印鑰を大切に保管する場所が、次第に神格化され、社を建て祀られるようになったと言われています。大国社という名の由来は定かではありませんが、江戸時代には大国主命(おおくにぬし)を祀る神社と伝えられていたことが知られています。
Access
所在地
大分市古国府5丁目13番1号
所要時間
JR古国府駅から徒歩15分
大分市デジタルアーカイブ~おおいたの記憶~

大分市デジタルアーカイブ 〜おおいたの記憶〜
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