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南大分は古代豊後国の中心地

「♯南オオイタ レキシ旅2025」のタイトルロゴ画像。ベージュの背景に白と茶色の装飾が施され、右下には飛翔する鳥のイラストが描かれている。点線が画面を横切り、旅や移動を連想させるデザイン。立体感のある白縁の文字が中央に配置され、歴史と地域の魅力を伝えるキャンペーンの印象を与える。 話題
#南大分レキシ旅2025

南大分レキシ旅/第6弾 大国社

大国主命を祀る神社と伝えられていたことが知られている大国社

大分の古国府という地名は

大分市古国府に佇む「大国社」の境内風景。木造の社殿は瓦屋根と格子の意匠が美しく、周囲には緑豊かな木々が広がる。前景には石灯籠が並び、柔らかな陽光が差し込む静謐な空間が広がる。自然と調和した神聖な佇まいが、地域の歴史と信仰の深さを感じさせる。
大国社

南大分の古国府(ふるごう)という地名は、有名な角川書店の『角川日本地名大辞典』に「豊後国府の所在地に由来する」とあるように「古に国府があった」ことから付いた地名です。

大分市古国府にある「大国社」の社殿を正面から捉えた一枚。木造の建物に掲げられた「大國社」の額が印象的で、太い注連縄が神聖な空気を醸し出す。緑の葉が画面の一部を覆い、自然に包まれた静謐な神社の佇まいが感じられる。

国府(こくふ)とは、今からおよそ1200 年前

国府(こくふ)とは、今からおよそ1200 年前(奈良~平安時代)の豊後国の政治・経済・文化の中心地で、現代で例えると県庁所在地、官庁街といったところでしょうか。

その具体的な所在地を紐解くカギとなる場所が・・・

その具体的な所在地を紐解くカギとなる場所が古国府地区にある大国社という神社で、「印鑰社」(いんにゃくしゃ)とも呼ばれています。印鑰社の印は豊後国の「国印」、鑰は税を納める正倉の鑰(かぎ)のことで、それは国司しか使えない権威の象徴でした。当時、国司が印鑰を大切に保管した場所と言えば、豊後国府の役所に他なりません。(大分市歴史資料館)

大分市古国府の「大国社」参道入口に立つ石造りの鳥居。しめ縄と紙垂が掛けられ、神聖な空間への境界を示している。鳥居の奥には石灯籠と木々に囲まれた参道が続き、青空の下で静けさと厳かさが漂う。自然と信仰が調和する、地域に根差した神社の風景。

Point

印鑰社は、印鑰を大切に保管する場所が、次第に神格化され、社を建て祀られるようになったと言われています。大国社という名の由来は定かではありませんが、江戸時代には大国主命(おおくにぬし)を祀る神社と伝えられていたことが知られています。

Access

所在地

大分市古国府5丁目13番1号

所要時間

JR古国府駅から徒歩15分

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お問い合せ

大分市役所文化財課

097-537-5639

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