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信仰を集めた仏様が伝わる、臨済寺

淡いグレーを基調としたデザインの画像。中央には『#南オオイタレキシ旅2025』という日本語のテキストが配置されている、右下には飛ぶ鳥のイラストが描かれている。背景には曲線と点線があり、動きと軽快さを感じさせる構成。 話題
#南大分レキシ旅2025

南大分レキシ旅/第5弾 臨済寺

南大分の静かな一角に佇む臨済寺

南大分の静かな一角に佇む臨済寺。ここは、厄除けの霊場として知られ、火渡りが有名なお寺です。
歴史的価値の高い仏像も多く、「十一面観音菩薩立像(じゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう)」(県指定有形文化財)、「釈迦如来坐像(しゃか にょらいざぞう)」(市指定有形文化財)があります。

大分市の臨済寺にある総大門。木造の伝統的な寺院門で、反り上がった瓦屋根と精緻な梁の意匠が特徴。左右の龕には守護神像が安置され、荘厳な雰囲気を醸し出している。背景には境内の建物と緑が広がり、静謐な寺院空間を感じさせる。
臨済寺 総大門

府内城下町から一里(約4キロ)の場所にあった人気の仏像

中でも「釈迦如来坐像」は江戸時代に「一里に釈迦、二里に薬師」と歌い文句になった「一里の釈迦」で、府内城下町から一里(約4キロ)の場所にあった人気の仏像でした。

大分市・臨済寺に安置された釈迦如来坐像。華やかな冠と法衣をまとい、青い蓮華座に静かに坐す姿が印象的。両手は印を結び、背後には花文様の装飾が施された厨子が広がる。柔らかな照明が像の質感と彩色を際立たせ、敬虔な空気を漂わせている。
釈迦如来坐像

2つの仏様がある臨済寺と国分寺

「二里の薬師」は大分市歴史資料館の近くにある国分寺の薬師如来像で、「釈迦如来坐像」と併せて参詣する人が一日絶えなかったと言い伝えられています。
これを機に、2つの仏様がある臨済寺と国分寺を尋ねてみませんか。

臨済寺本堂に吊るされたお念珠繰り。大粒の数珠が連なった縄が天井から垂れ下がり、参拝者が一粒ずつ撫でながら祈りを捧げるための仏具。木造の梁や格子戸、灯籠が周囲に調和し、静寂と敬虔さが漂う空間を演出している。
本堂 お念珠繰り

Point

「釈迦如来坐像」は大坂の有名な仏師が彫った仏像で、穏やかな円満な表情と、着衣の複雑な衣文表現が特徴です。

Access

所在地

大分市永興1丁目1番1号

所要時間

JR南大分駅から徒歩7 分

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お問い合せ

大分市役所文化財課

097-537-5639

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