吉川直樹の元科捜研の男のつぶやき【マイタウン10月号掲載分/第3回】
科学捜査の現場を経験した立場からの注意喚起
最近こんなニュースがありました
最近、大手企業の役員が辞任したというニュースがありました。原因は大麻由来の成分を含む製品を密輸した疑い。詳細は報道に譲りますが、ここでは科捜研の視点からお伝えします。
大麻にはカンナビノイドと呼ばれる成分があり、代表的なのがTHCとCBDです。THCは法律で規制されていますが、CBDは規制対象ではなく、オイルやアロマ等として販売されています。
本人にそのつもりがなくても
ただし、どちらも構造が似ていて分離が難しく、CBD製品に微量のTHCが混じることがあります。本人にそのつもりがなくても、結果的に法律違反となる危険があるのです。特に電子タバコのリキッドタイプは成分が確認しにくく、リスクが高めです。
もちろん購入や使用は自由ですが・・・
もちろん購入や使用は自由ですが、こうした現実を知ったうえで判断していただきたい。科学捜査の現場を経験した立場からの注意喚起です。
吉川 直樹・プロフィール
大分市議会議員。好奇心旺盛で、どんなことにも真剣に取り組みます。科捜研で培った分析力や問題解決能力を活かし、地域の安心・安全を守ります。家族と共に過ごす時間を大切にし、誠実な姿勢で市民の声に応えます。
公式LINE

※このQRコードをタップ、または読み込みで公式LINEへ移動できます。