終活コラム(2026年8月号掲載分)
「仏壇をどうしたらいいの?」という相談が増えています
日本には昔から各家庭に大きな仏壇があったわけではありません
近年、「仏壇をどうしたらいいの?」という相談が増えています。背景には、少子高齢化や核家族化、子どもの県外就職など、社会情勢の大きな変化があります。実は、日本には昔から各家庭に大きな仏壇があったわけではありません。かつて人々はお寺へ足を運び、ご先祖様を供養していました。家には簡単な位牌だけという時代もあったのです。
そして今、時代は変わりました
豪華な漆塗りや金箔の大きな仏壇が広まったのは戦後からと言われています。戦地でわが子を失い、遺骨さえ戻らなかった時代。「せめて魂だけでも立派に迎えたい」という親心が、大きく豪華な仏壇を家庭に置く文化を生みました。
そして今、時代は変わりました。生まれた土地で一生を終える人は少なくなり、大きな仏壇を引き継ぐことが難しい時代になっています。位牌だけを残す。写真に手を合わせる。もしかすると、昔のようにお寺で供養する時代へ戻っていくのかもしれません。大切なのは、仏壇を残すことではなく、ご先祖様を想う心を残すことなのではないでしょうか。
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